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インストール[catalogセクション]

2001年4月15日
この文書は、The Exchange Project Preview Release 2.1 の catalog セクションのパッケージ (tep_catalog-pr2.1.tar.gz) にふくまれる、 インストール方法を解説した文書 INSTALL を翻訳したものです。 インストール先のプラットフォームは、Linux、FreeBSD、Solaris 等の UNIX を想定しています。 (日本語版最終更新日: 2001年04月15日 / 訳者: 田村敏彦 tamura@bitscope.co.jp)

目次

クイック・インストール

The Exchange Projectをhttp://theexchangeproject.orgのダウンロードページからダウンロードした後には、次のような手順でオンライン・ショップを動かすことができます。

パッケージの展開

Webサーバの上のどこか適当なディレクトリで、ダウンロードしたパッケージからファイルを取り出します。

catalog パッケージの展開
$ tar -xzf tep_catalog-pr2.1.tar.gz

ファイルのコピー

'tep_catalog-pr2.1'というディレクトリができているはずですから、このディレクトリに入って、'catalog'ディレクトリをWebサーバのドキュメント・ルートにコピーします。この操作は、ドキュメント・ルートへの書き込み権限を持ったユーザになって行ってください。

catalog ディレクトリのコピー
# cd tep_catalog-pr2.1
# cp -R catalog /usr/local/apache/htdocs/

この例の'/usr/local/apache/htdocs/'は、Apacheのドキュメント・ルートを表しています。ディレクトリ構造がこれと異なる場合には、そちらに合わせてください。例えば、Red Hat系のLinuxでは、ドキュメント・ルートは'/home/httpd/html/'です。

データベースを作る

'catalog'という名前のデータベースを作って、サンプル・データをインポートします。この操作は、MySQLのデータベースを作る権限のあるユーザになって行ってください。

catalog データベースの作成
# mysqladmin create catalog
# mysql catalog < ./mysql_catalog.sql

データベースのテーブルが正常にインポートできたかどうかを確認するために、mysqlshowコマンドを使用してテーブルの一覧を表示することができます。

catalog データベースの確認
# mysqlshow catalog

基本設定

catalog/includes/application_top.phpをエディタで開いて、必要な変更を行います。(1)

  1. PHP3の環境で正常に動かすためには、REPAIR_BROKEN_CARTオプションを有効にする必要があります。

ここまで来れば、ブラウザを使って'http://localhost/catalog/'を開いて、ショップのページを見ることができるはずです。それから、ファイルを展開したディレクトリの'tep_catalog-pr2.1/tep_database_model-pr2.1.gif'というファイルをブラウザかグラフィック・エディタで開けば、データベース・モデルを見ることができます。

APACHE/SSL/PHP のインストール

これは、PHPをSSLとともにApacheのダイナミック・モジュールとしてインストールするためのクイック・ガイドです。

より詳細なインストレーション・ガイドとしては、それぞれのパッケージのドキュメントを読むことを推奨します。

独立したパッケージは、以下のサイトで入手できます。

パッケージの展開

パッケージからファイルを取り出します。

パッケージの展開
$ tar -xzf openssl-0.9.6.tar.gz
$ tar -xzf mod_ssl-2.8.1-1.3.19.tar.gz
$ tar -xzf apache_1.3.19.tar.gz
$ tar -xzf php-4.0.4pl1.tar.gz
$ tar -xzf ZendOptimizer-1.0.0-PHP_4.0.4-FreeBSD4.0-i386.tar.gz

OpenSSL のインストール

ApacheでSSLをサポートしたインストールを行うには、最初にOpenSSLパッケージをインストールする必要があります。

OpenSSL のインストール
# cd openssl-0.9.6
# ./config
# make
# make test
# make install
# cd ..

Apache と MOD-SSL のインストール

OpenSSLのインストールが終わったら、ApacheをMOD-SSLとともにインストールすることができます。

Apache と MOD-SSL のインストール
# cd mod_ssl-mod_ssl-2.8.1-1.3.19
# ./configure --with-apache=../apache_1.3.19 --with-ssl=../openssl-0.9.6
# cd ../apache_1.3.19
# ./configure --enable-module=ssl --enable-module=so
# make
# make certificate
# make install
# cd ..

PHP のインストール

Apacheがインストールされたら、PHPをダイナミック・モジュール(DS0)でインストールすることができます。

PHP のインストール
# cd php-4.0.4pl1
# ./configure --enable-track-vars --enable-trans-sid --with-mysql \
  --disable-debug --with-apxs=/usr/local/apache/bin/apxs
# make
# make install
# cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini
# cd ..

Apache の設定

Apache (httpd.conf)とPHP (php.ini)の設定ファイルを編集します。httpd.confの中に次のような行があることを確認してください。

httpd.conf
LoadModule php4_module libexec/libphp4.so
AddType application/x-httpd-php .php

もしhttpd.confの中のどこかでClearModuleList指示子を使用している場合には、次の行を加えなければなりません。

httpd.conf
AddModule mod_php4.c

ZendOptimizer のインストール

To install ZendOptimizer v1.0, you must be using atleast PHP 4.0.4 with debugging disabled:

ZendOptimizer v1.0をインストールするには、少なくともPHP 4.0.4以上のバージョンで、デバッギングを無効にしなければなりません。

ZendOptimizer のインストール
# cd ZendOptimizer-1.0.0-PHP_4.0.4-FreeBSD4.0-i386
# mkdir /usr/local/Zend
# mkdir /usr/local/Zend/lib
# cp ZendOptimizer.so /usr/local/Zend/lib

それから、php.iniに次のような行を加えます。

php.ini
zend_optimizer.optimization_level=15
zend_extension="/usr/local/Zend/lib/ZendOptimizer.so"

Apache の起動

ApacheをSSLとともに起動するには、次のようにします。

Apache と SSL の起動
# /usr/local/apache/bin/apachectl startssl

ApacheをSSLなしで起動するには、次のようにします。

Apache の起動
# /usr/local/apache/bin/apachectl start

インストールが終わったら、ドキュメント・ルートに次のようなファイルを作って、ブラウザでこのファイルを開くと、PHPの設定を見ることができます。

phptest.php
<?php phpinfo(); ?>