ダウンロードページからアーカイブをダウンロードした後には、次のような手順でオンライン・ショップを動かすことができます。
Webサーバ上のどこか適当なディレクトリ(ここでは/tmpを使用します)で、ダウンロードしたパッケージからファイルを取り出します。(1)
$ tar -xzf tep_snapshot_catalog-japanese-20020605.tar.gz
インストール・スクリプトを使用してインストールする場合は、続けてadminパッケージも展開してください。
$ tar -xzf tep_snapshot_admin-japanese-20020605.tar.gz
'catalog'というディレクトリができているはずですから、このディレクトリに入って、'catalog'ディレクトリをWebサーバのドキュメント・ルートにコピーします。この操作は、ドキュメント・ルートへの書き込み権限を持ったユーザになって行ってください。
# cd /tmp/catalog # cp -R catalog /usr/local/apache/htdocs/
# cd /tmp/admin # cp -R admin /usr/local/apache/htdocs/
この例の'/usr/local/apache/htdocs/'は、Apacheのドキュメント・ルートを表しています。ディレクトリ構造がこれと異なる場合には、そちらに合わせてください。例えば、Red Hat系のLinuxでは、ドキュメント・ルートは'/home/httpd/html/'です。
インストール・スクリプトを起動する前に、以下の設定ファイルの書き込み権限を変更します。
# chmod 706 /usr/local/apache/htdocs/catalog/includes/configure.php # chmod 706 /usr/local/apache/htdocs/admin/includes/configure.php
あなたのブラウザで、次のアドレスにアクセスします。
http://[your site]/catalog/install
そして、画面の指示にしたがってください。
正常にインストールが終了したら、以下の設定ファイルの書き込み権限を元に戻します。
# chmod 644 /usr/local/apache/htdocs/catalog/includes/configure.php # chmod 644 /usr/local/apache/htdocs/admin/includes/configure.php
インストール・スクリプトを使用しないで、マニュアルでインストールを行いたい方は、こちらを読んでください。「パッケージの展開」と「ファイルのコピー」は、上と同様です。
'catalog'という名前のデータベースを作って、サンプル・データをインポートします。この操作は、MySQLのデータベースを作る権限のあるユーザになって行ってください。
# mysqladmin create catalog # mysql catalog < ./install/oscommerce.sql
データベースのテーブルが正常にインポートできたかどうかを確認するために、mysqlshowコマンドを使用してテーブルの一覧を表示することができます。
# mysqlshow catalog
catalog/includes/configure.phpというファイルをエディタで開いて、必要な変更を行います。(2)
ここまで来れば、ブラウザを使って'http://localhost/catalog/'を開いて、ショップのページを見ることができるはずです。それから、ファイルを展開したディレクトリの'catalog/tep_database_model-pr2.2-CVS.gif'というファイルをブラウザかグラフィック・エディタで開けば、データベース・モデルを見ることができます。
これは、PHPをSSLとともにApacheのダイナミック・モジュールとしてインストールするためのクイック・ガイドです。
より詳細なインストレーション・ガイドとしては、それぞれのパッケージのドキュメントを読むことを推奨します。
独立したパッケージは、以下のサイトで入手できます。
パッケージからファイルを取り出します。
$ tar -xzf openssl-0.9.6.tar.gz $ tar -xzf mod_ssl-2.8.1-1.3.19.tar.gz $ tar -xzf apache_1.3.19.tar.gz $ tar -xzf php-4.1.2.tar.gz $ tar -xzf ZendOptimizer-1.0.0-PHP_4.0.4-FreeBSD4.0-i386.tar.gz
ApacheでSSLをサポートしたインストールを行うには、最初にOpenSSLパッケージをインストールする必要があります。
# cd openssl-0.9.6 # ./config # make # make test # make install # cd ..
OpenSSLのインストールが終わったら、ApacheをMOD-SSLとともにインストールすることができます。
# cd mod_ssl-mod_ssl-2.8.1-1.3.19 # ./configure --with-apache=../apache_1.3.19 --with-ssl=../openssl-0.9.6 # cd ../apache_1.3.19 # ./configure --enable-module=ssl --enable-module=so # make # make certificate # make install # cd ..
Apacheがインストールされたら、PHPをダイナミック・モジュール(DSO)でインストールすることができます。
# cd php-4.1.2 # ./configure --enable-track-vars --enable-trans-sid --with-mysql \ --disable-debug --with-apxs=/usr/local/apache/bin/apxs \ --enable-mbstring --enable-mbstr-enc-trans # make # make install # cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini # cd ..
Apacheの設定ファイル(httpd.conf)とPHPの設定ファイル(php.ini)を編集します。httpd.confの中に次のような行があることを確認してください。
LoadModule php4_module libexec/libphp4.so AddType application/x-httpd-php .php
もしhttpd.confの中のどこかでClearModuleList指示子を使用している場合には、次の行を加えなければなりません。
AddModule mod_php4.c
ZendOptimizer v1.0をインストールするには、少なくともPHP 4.0.4以上のバージョンで、デバッギングを無効にしなければなりません。
# cd ZendOptimizer-1.0.0-PHP_4.0.4-FreeBSD4.0-i386 # mkdir /usr/local/Zend # mkdir /usr/local/Zend/lib # cp ZendOptimizer.so /usr/local/Zend/lib
それから、php.iniに次のような行を加えます。
zend_optimizer.optimization_level=15 zend_extension="/usr/local/Zend/lib/ZendOptimizer.so"
ApacheをSSLとともに起動するには、次のようにします。
# /usr/local/apache/bin/apachectl startssl
ApacheをSSLなしで起動するには、次のようにします。
# /usr/local/apache/bin/apachectl start
インストールが終わったら、ドキュメント・ルートに次のようなファイルを作って、ブラウザでこのファイルを開くと、PHPの設定にかかわる変数を見ることができます。
<?php phpinfo(); ?>